◆森里陶楽氏作、急須。陶楽氏の作品は本人が作品それぞれに対し、グレードをネーム刻印で格付けされています。その最上グレードが底背面にあります。 森里陶楽氏作品中、11,2年前ひとつの頂点を極めたともいわれる時期のものです。曲線美の逸品を選んだつもりです。現在も似たようなものはありますが、ここまでふっくらしたものはあまりないように思われます。 大きさ；幅22.5㎝（先端から取っ手まで）×14㎝ 高さ約14.5㎝ ◇使用状況：10年近く前、宝物のようなものとして購入、保管していました。結局場所を移動させたりするとき取っ手や注ぎ口、蓋に小さな欠け生じたため、計3回、5箇所金継ぎ施しています。 注意事項：金継ぎ強度は時とともにどんどん高まっていくといわれます。ぶつけたりしなければ、陶器以上に接合部分は頑丈になるので安心されお使いください。ただし、金継ぎ部分は洗浄時、軽く洗う程度で、あまりこすらない方がよいと思われます。